鮨中村は、言葉の意味どおりの「小さな鮨屋」です。ご夫婦2人、カウンター10席、献立は昼も夜も「おまかせ」のみ。店主・中村雅彦氏は2016年3月に熊本市の城東町で開業し、その地で「ミシュランガイド熊本・大分2018特別版」の一つ星を得ました。2023年4月、店は数筋北の坪井へ移転。窓の外には熊本城の外堀へ続く川が流れます。核心は魚。天草と九州近海の魚を可能な限り使う、と店は明言しており、カウンターを埋める常連——食べログには2026年8月に7回目の訪問を記す方もいます——はまさにそれを求めて通っています。
味わうもの
おまかせ2本、それだけです。昼のおまかせ(14,000円、税込15,400円)は握り中心で、日・火・水に12:00一斉入店。夜のおまかせ(20,000円、税込22,000円)は握りの前につまみが並び、金・土のみ、入店18:00〜19:00、22:00終了です。口コミによれば、東京より少し大きめのシャリにたっぷりのネタを載せた握りで(希望すれば加減してくれます)、夏の天草の赤ウニや地物の白甘鯛が再訪の理由に挙がります。アレルギーは予約時に申告が必須。当日の申し出には対応できず、食べられないものが多い方は入店をお断りする場合があると店は明記しています。
予約の実際
熊本で最も明快なルールなので、そのまま記します。各日は90日前に開き、1組4名まで(5名以上はお断りの場合あり)、すべての予約は来店日前日の22:00まで。夜は電話のみ——096‑277‑4710、日本語で、営業中はご夫婦が出られないこともあります。昼は公式サイトのカレンダーから予約でき、2〜3営業日以内に確定メールが届きます。この確定と同時に、コース代金の全額(お一人15,400円)がカードから決済されます(手付金ではありません)。電話予約はカレンダーへの反映に時間差があるため、空きに見える日が実は埋まっていることも。なおInstagramのDMは受け付けていないと店が明記しています。当デスクは日本語で店に電話し、夜の予約をお客様に代わって取ります。
申し込む前にキャンセル規定を確認してください。7日前から30%、5日前から50%、3日前以降と無断キャンセルは100%。連絡なしで15分遅れるとキャンセル扱いになります。小さなお子様は入店不可、香水はホテルに置いて、急いで食べたい方には「当店は少人数運営のため短時間の提供はできません」と事前に告げられます。カードは使えます。寿司WEST百名店に加え、The Tabelog Award 2026 Bronze を受賞しています。
こんな方に
熊本城・阿蘇・天草を巡る途中で熊本に泊まり、熟練の職人が扱うこの地方の魚を、どの席の会話も聞こえる部屋で味わいたい方。そして金曜か土曜の夜、あるいは平日の昼を3か月前に決められる方へ。



