福岡は日本で最も手軽な食の玄関口だ——空港は中心街からわずか5キロ——そして、ほとんどの旅行者はそこから先へ出ようとしない。それはもったいない。九州には、この国屈指の正統派寿司、独自の温泉料理、そしてほかでは決して出会えない名物が連なっており、そのほぼすべてが電車で行ける。ここでは、もう一歩先へと進む一週間を紹介する。
1〜2日目 — 玄関口、福岡
到着したら荷を置き、その晩に食べに出よう。福岡の屋台——路上の食のスタンド——は、午後6時ごろになると中洲の川沿いや天神の街角に灯りをともす。とんこつラーメン、焼き鳥、そのほかもろもろ。この街には、前もって計画する人のための本格的な寿司も隠れている。第一区間の詳しいプランは、屋台の作法も含めて、九州食の旅の玄関口・福岡にまとめている。
3日目 — 正統派のカウンター、唐津
福岡空港線から直通の在来線が、乗り換えなしで約80分唐津まで走る——玄界灘に面し、焼き物で名高い城下町だ。ここを訪れる理由は鮨処つく田。七席、玄界灘の魚に施す江戸前の技、ミシュラン二つ星、地元の窯元の器で供される——それでいて、同水準の東京の値の半分ほど。かなり早めに予約を。席は四半期ごとに、日本語のみのシステムを通じて開く。
4〜5日目 — 南へ、熊本へ
博多まで戻り、九州新幹線で南下する。熊本の名物は馬刺し——薄く切り、にんにく・生姜・醤油でいただく——市内の居酒屋のあちこちで出会える、正真正銘の地元の誇りだ。2016年の地震のあと大部分が復元された熊本城が、昼の時間の軸となる。
6〜7日目 — 締めくくりは自分次第
- 東へ別府 — 温泉と、湯気の中の割烹料理へ。
- さらに南、鹿児島へ — 新幹線で、活火山を望む湾の寿司へ。
- 福岡へ戻る — 島を横断して食べ尽くしたあと、そこから空へ。
現実的な行き方
この道のりは、ほぼすべてが鉄道で完結する——福岡から唐津、そして熊本へ、長い区間は新幹線が担う。唯一の難関はつく田の四半期ごとの予約。あとは飛び込みで楽しめる食だ。ご希望の日程をお知らせいただければ、カウンターの時機を合わせ、列車をつないでご案内する。

