北鎌倉は鎌倉の静かな北の玄関口で、円覚寺や建長寺の最寄り駅です。そこから徒歩8分、車が一台も入れないほど狭い路地を上った先に、昭和初期の家が立っています。最初から料理屋だったわけではありません。建物は骨董の店として始まり、「幻のような骨董品に出会える店」の意を込めて幻董庵と名付けられました。その店が懐石料理店となり、当時からの女将のコレクション——陶器と蒔絵——が、いま料理を載せる器になっています。口コミには、庭のリス、風にカタカタ鳴る古いガラス戸、二階を自分たちだけで使えた部屋のことが書かれています。「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版」で一つ星、食べログ日本料理 EAST 百名店 2021 選出。
味わうもの
献立ではなく価格帯で選ぶ懐石です。品数はどの価格でも同じで、変わるのは食材と構成。昼は6,600円と9,900円の2コース、夜は14,300円・17,600円・22,000円にサービス料10%、27,500円からは要相談。食事は2時間から2時間半を見込み、お一人様一杯以上のドリンク注文をお願いされます。アレルギーや苦手な食材は事前に伝えればコースの一部を変えてくれますが、調理・洗浄の設備が共通のため、重度のアレルギーには対応できません。
予約の実際
昼夜とも完全予約制。経路は電話 0467‑43‑5695 と、公式サイトのメール認証式の予約フォーム(日本語)。店のInstagram投稿によれば、予約は同日2ヶ月前から受け付けています。昼は12:00に一斉スタートの一回制で、2026年6月の口コミでは一人の昼席が問題なく取れています。夜は事情が違います。1日2組のみ、各階に一組ずつなので、それぞれが古民家のワンフロアを貸切にする形になり、この枠が先に埋まります。当日の予約は9:30〜10:00の電話のみ。9名以上、昼の個室、お子様膳は電話かメールで。個室は大人6名以上・9,900円のコース+サービス料が条件で、未就学のお子様はこの条件かつ夜の部のみ。席の指定はできません。キャンセル料は3日前から50%、当日100%(7名以上は1週間前から50%)。人数変更は前日16:00まで、1〜2名程度が上限。店から日本語で確認の電話が入ることがあります。当デスクが電話で予約し、その折り返しもお受けします。段差があり、玄関で靴を脱ぎます。タクシーは店の数分手前で降りて歩くことになります。
こんな方に
北鎌倉の寺で午前中を過ごし、昼食も古い建物の空気の中でとりたい旅行者に。カウンターの一席より、夜は古い家を自分たちだけで使いたい二人や家族に。そして、数週間前でも本当に予約できる神奈川の懐石の席に価値を見いだす方に。



