旬彩天つちやは、梅田から地下鉄で15分ほど北、江坂駅から歩いてすぐの吹田の住宅街に佇む、改装された一軒家です。店名は「旬」「彩」「天」の三文字を重ねたもので、それがそのまま店の考え方を表しています。店主の土阪幸彦氏は1971年滋賀生まれ、大阪の厨房で修業し、27歳で料理長、37歳の2008年にこの店を開きました。ミシュラン二つ星(ミシュランガイド日本 2026)、食べログでは天ぷら百名店2023・2025に選出。公式英語サイトは「2012年から毎年二つ星を維持する唯一の天ぷら店」と自ら記し、ミシュランの現行ページでも2024・2025・2026年の二つ星が確認できます。
味わうもの
土阪氏は天ぷらを「究極の加熱調理」と呼びます。素材ごとに油の温度を整え、衣は薄く纏わせ、水分・旨味・香りの均衡が整った瞬間に引き上げる。夜は24,000円〜(税込・サービス料5%込、仕入れで変動)の2コース——天ぷら会席(先付・お造り・季節の一品・前菜・天ぷら・天茶または天丼・デザート)か、より短い天ぷらコース。昼は10,000円で、天ぷら8種を造り・酢の物・ご飯もの・デザートで挟む構成です。酒は揚げ物に合わせた日本酒からシャンパン、白ブルゴーニュ、カリフォルニアのシャルドネまで、グラス・ハーフ・フルボトルで揃います。個室のテーブル席では天ぷらは一品ずつではなく皿盛りで供されます。英語サイトにはドレスコード(Tシャツ・短パン・サンダル不可、強い香水は控える)、6歳未満不可・7〜12歳は個室のみと明記されています。
予約の実際
日本語の予約帳は電話のみ、06‑6338‑2288。毎月1日10時に、3か月先までの日程が一斉に開きます。公式サイトがこのルールを明記し、例外も掲示します(2026年2月分は11月1日(土)ではなく11月4日(火)に開始。1日が日曜なら翌営業日)。来店者は「最初の数分は話し中の壁、少し時間を空けると繋がる」と書き、土曜の昼がまっ先に埋まると口を揃えます。2026年の口コミには「3か月待ち」とある一方、「解禁日に電話して空いている土曜の昼を取れた」ともあります。キャンセルは前日まで、当日はキャンセル料が発生する場合があります。海外からの方に二点。ひとつは、店が公認する英語サイト(My Concierge Japan運営)があり、3日前までにコース代をカードかPayPalで事前決済して申し込む方式で、3日前までは全額返金、15分以上の遅刻で予約取消となること。もうひとつは、それはあくまで申込であって解禁日の電話の順番に並ぶものではないため、人気の日はすでに埋まっている場合があること。解禁そのものは1日10時の日本語の電話で、それを当デスクが担います。
こんな方に
繁華街ではなく梅田の北への小さな遠出で、大阪で最も評価の高い天ぷらを味わいたい方。3か月先の土曜の昼を計画できるおふたり。そして、事前決済の申込より、日本語話者に10時の電話を任せたい旅行者に。



