永来権(エラゴン)は阪神間を代表する焼鳥店です。阪神芦屋駅から徒歩5分、近くの通りから移転してきた1階の小さな店です。店主・渡辺寛大氏は宮崎流の炭火鶏を経て2008年に開店し、2017年に現在の「おまかせ串」の形に落ち着きました。主役は鶏です。押岡地鶏(宮崎の契約養鶏場とともに、この店のために開発された品種)を丸鶏で仕入れ、紀州備長炭に載せる前に約4日熟成させて旨味を凝縮します。食べログでは2023年から「焼鳥 WEST 百名店」に選ばれ続け、The Tabelog Award では2025年と2026年にBronzeを受賞しています。食べログの点数は4.30です。
味わうもの
8,800円のおまかせは串7本——常連が挙げるのは皮で胸を巻いた抱き身、せせりのおろしポン酢、ふりそで、卵黄で仕上げるつくね——にお口直し3種と鶏スープ、税込です。それ以外はすべてアラカルトです。最初に前菜を2〜3品(ささみとアボカドのタルタル、白肝のパテ、茶碗蒸し)、最後に締め(鶏白湯ラーメンか土鍋ご飯、秋は松茸入り)を選びます。口コミでは日本酒やワインを合わせて1人15,000〜20,000円。日本酒もワインも、鶏に合うものが選ばれています。串に使うのは雌鶏のみです。
予約の実際
予約経路は2つあり、どちらも実際に使えます。TableCheck ではおまかせをカウンター1〜6名・半個室2〜4名で予約でき、カード登録で席を確保します。電話(0797‑34‑8077、日本語)でも予約でき、焼き場が落ち着いている14〜17時か22時以降にかけてほしいとお店は案内しています。解禁日はありません。口コミによれば予約は1〜2か月先まで埋まっていることが多く(お店自身も2022年末にそう述べ、2026年の口コミでも「予約困難」とされています)、直前にキャンセル席がネットに出ることもあります。2026年7月には、そうして1席を取れた人がいます。夜は17:30と20:30の2部制で、それぞれ一斉スタートです。
条件は厳しく、予約前に知っておく価値があります。予約の変更は不可(一度キャンセルして再予約、キャンセル料の可能性あり)、30分連絡なしで無断キャンセル扱い、強い香水は不可、中学生未満は電話でのみ。7名以上はお店へ直接申し込みます。当デスクが承る場合は、お店の指定する時間帯に日本語で電話し、ご希望に合う回を押さえます。
こんな方に
神戸や大阪に滞在中で、東京の有名店ではなく関西を代表する焼鳥を味わいたい方に。旅程に芦屋での一夜を組み込める方にも——通りの向かいには天ぷらの「桜人」があり、芦屋で2晩過ごす理由になります。



