菊乃井は、京都の懐石で旅行者にもっともよく知られた名前のひとつです。しかも同じ格の店としては珍しく、門が開かれています。京都の本店も東京の店も、初めての客を受け入れています。その厨房からは、東京、京都、福井の農村の谷、そして本州北部の弘前で自分の店を営む料理人が育ちました。このガイドでは、その顔ぶれと、いまどこで料理をしているか、そして実際に取れる席はどこかを整理します。
菊乃井と、菊乃井の店
菊乃井は1912年、京都の東山、寺社の並ぶ坂の下で創業しました。村田吉弘氏は、本店の厨房を率いる一族の三代目で、和食がユネスコの無形文化遺産に登録される動きの中心にいた人物です。2004年に東京で赤坂 菊乃井を開き、木屋町のカウンター 菊乃井 露庵と、2024年7月に東山で開いた鮨のカウンター 菊乃井 鮨 青も営んでいます。
菊乃井 本店は、取れない店というより、季節によって混み合う店です。
- 日本語での電話: 10:00〜22:00。第1・第3火曜定休です。
- オンライン: 一休、または海外のお客様向けの公式の英語・中国語のオンライン予約ページ。
- 解禁日はありません。 通常の夜は数週間前、11月の紅葉と4月上旬の桜の時期は数か月前の予約が必要です。
- 当日について: 昼の入店は12:00〜12:30、夜の入店は17:00〜19:30。サービス料は15%です。一休では11歳以上から利用でき、当日のキャンセルは100%と案内されています。
最新のルールは菊乃井 本店の解禁ページに載せています。店の公式の英語予約ページが直接の窓口です。当社からご依頼いただくこともできます(1席¥12,000、席が取れ、ご承認いただいたときのみ課金)。
赤坂 菊乃井は当サイトのコレクションに入っています。ミシュラン二つ星(ミシュランガイド日本 2026)。昼のコースは¥14,300、¥17,600、¥22,000に10%のサービス料、夜の懐石は¥33,000、¥55,000、¥77,000と、品数を抑えた¥22,000のコースがあり、15%のサービス料(個室は20%)がかかります。主な窓口は日本語の電話で、10:00〜22:00です。解禁日はなく、日曜・月曜と、夏季・年末年始が休みです。海外のお客様向けに店が公式に案内している窓口(TABLEALL・My Concierge Japan)は前払い制で予約手数料がかかり、約2か月前から受け付けます。当サイト経由: 可能です。コレクションの店として1席¥6,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
京都のほかの2軒です。
- 菊乃井 露庵(木屋町)— カウンター9席と個室3室。日本語の電話(10:30〜22:00)、または海外のお客様向けに店が公式に案内している窓口(My Concierge Japan)。解禁日はなく、数週間前に、紅葉の時期と年末年始はさらに早めに予約します。水曜定休です。
- 菊乃井 鮨 青(東山)— カウンター10席、16歳以上。日本からのお客様は電話、海外のお客様は店が公式に案内している窓口(My Concierge Japan)で予約し、Pocket Conciergeにも掲載があります。解禁の時期は未確認です。15:00〜22:00(最終入店19:00)、火曜定休です。
本店と同じく、この2軒も海外のお客様を自らの窓口へ案内しており、そちらが直接の窓口です。当社からご依頼いただくこともできます(1席¥12,000、席が取れ、ご承認いただいたときのみ課金)。
系譜
各行には店名とエリア、そして記録にある修業と開業の年を記しています。料理人が修業した菊乃井の店ごとにまとめました。
- 菊乃井(京都・東山)— 1912年創業。村田吉弘、三代目
- 菊乃井 本店(京都・東山)
- てのしま(東京・南青山)— 林亮平。菊乃井本店の副料理長(2011年)、その後赤坂菊乃井の渉外料理長(2015年)。ミシュラン一つ星(ミシュランガイド日本 2026)
- 日本料理 研野(京都・宝ヶ池)— 酒井研野。2009年に菊乃井に入り、本店に8年、その後菊乃井の無碍山房の初代料理長。2021年3月開業、2026年5月に宝ヶ池へ移転
- 日本料理 崇(福井・おおい町名田庄)— 田中俊祐。菊乃井本店で10年。2023年6月に地元で開業
- 赤坂 菊乃井(東京・赤坂)— 2004年開業
- 八雲 うえず(東京・八雲)— 上江洲直樹。赤坂菊乃井で16年、2017年から料理長。2021年2月開業
- 常(東京・西麻布)— 常安孝明。赤坂 菊乃井、その後フランスのHanawaで3年、かんだで約7年。2018年4月開業
- 鮨 みうら(東京・赤坂)— 三浦健太。赤坂菊乃井で長く働いたのち、鮨 なんばで鮨を修業。鮨のカウンター
- 菊乃井(当サイトの記録では店舗は不明)
- 陽(青森・弘前)— 成田陽平。フランス料理を経て2013年に菊乃井に入り、日本料理に約9年。2022年12月開業
- 大むら(京都・四条西洞院)— 清水大樹。菊乃井で約10年、その後祇園 ろはんの料理長を4年半。2026年2月開業
- 菊乃井が自ら営む店(弟子の店ではありません)
- 赤坂 菊乃井(東京・赤坂)— 2004年に村田吉弘氏が開業
- 菊乃井 露庵(京都・木屋町)
- 菊乃井 鮨 青(京都・東山)— 2024年7月開業
- 菊乃井 本店(京都・東山)
押さえておきたい点があります。
- 赤坂 菊乃井、菊乃井 露庵、菊乃井 鮨 青は菊乃井の店です。 弟子が開いた店ではなく、菊乃井が自ら営んでいます。
- 常は2つの店の出身です。 常安孝明氏は、かんだで働く前に赤坂 菊乃井で修業しています。そのため常は青柳一門の系譜にも登場します。
- 日本料理 研野は移転しています。 2026年5月から、京都北部の宝ヶ池、高野川のほとりの明治期の邸宅で営業しています。
- 定まっていない年や日付があります。 陽が2022年12月の何日に開業したか、てのしまの開業年、三浦健太氏が菊乃井にいた年数は資料によって異なるため、ここでは記しません。
予約しやすいカウンター
この系譜の中で、現実に席が出てくる店です。それぞれが独立した店で、それぞれに料理人がいます。どの店も、菊乃井に入るための近道ではありません。
てのしま
- 料理人: 林亮平氏。2011年から菊乃井本店の副料理長、2015年から赤坂菊乃井の渉外料理長を務めました。ミシュラン一つ星(ミシュランガイド日本 2026)。青山一丁目の近くに18席、カウンター6席とテーブル12席です。
- 価格: おまかせ1種類で¥25,300、別途サービス料10%。当日のキャンセルは100%です。
- 予約方法: 日本語の電話、またはPocket Concierge。メッセージでの予約は受け付けていません。何日先の予約が開くかは公表されていません。夜のみ、月〜土曜の18:00から、最終入店20:00。日曜・祝日・不定休で、2026年10月4日まで秋季休業です。てのしまの解禁ページをご覧ください。
- 当サイト経由: 可能です。日本語の電話で申し込み、1席¥12,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
常
- 料理人: 常安孝明氏。赤坂 菊乃井で働き、フランスのHanawaで3年、かんだで約7年を過ごしました。2018年4月に西麻布で開業。和牛懐石です。カウンター6席と個室で14席です。
- 価格: ¥30,000〜40,000。キャンセル料は前日から100%です。
- 予約方法: 一休のネット予約で、毎月1日に翌月末までの全日程が開きます。時刻は明記されていません。OMAKASEと食べログにも掲載があり、日本語の電話でも受け付けますが、店はネット予約を勧めています。夜のみ、18:00から。日曜・祝日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始が休みです。常の解禁ページをご覧ください。
- 当サイト経由: 可能です。1席¥12,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
大むら
- 料理人: 清水大樹氏。菊乃井で約10年、その後祇園 ろはんの料理長を4年半務め、2026年2月に四条西洞院の近くで開業しました。カウンター8席で、店主がひとりで料理します。
- 価格: 月替わりのおまかせ9品で¥13,000。予約サイトの一つには¥15,000のコースも載っています。キャンセル料は前日から50%、当日100%です。
- 予約方法: 食べログ、一休、ResReserve、または日本語の電話。解禁日は公表されていません。17:00から、遅い時間はアラカルト。不定休です。お子様も利用できます。大むらの解禁ページをご覧ください。
- 当サイト経由: 可能です。1席¥12,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
日本料理 崇
- 料理人: 田中俊祐氏。菊乃井本店で10年を過ごし、地元の福井・おおい町の名田庄に戻って2023年6月に開業しました。古い農家で、ジビエ、山菜、若狭湾の魚を使った懐石を出します。カウンター10席と個室2室です。
- 価格: 昼は¥6,600(平日のみ)、¥12,100、¥17,600。夜は¥17,600で、季節には蟹のコースもあります。税込みです。
- 予約方法: 日本語の電話、またはカード登録が必要なTableCheck。9名以上は電話です。何日先の予約が開くかは公表されていません。昼は12:00に全員一斉に始まり、夜は17:00から、最終入店19:00。月曜と不定休です。小浜ICから車で約15分、京都から約90分なので、車での来店を考えてください。日本料理 崇の解禁ページをご覧ください。
- 当サイト経由: 可能です。日本語の電話で申し込み、1席¥12,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
陽
- 料理人: 成田陽平氏。フランス料理で修業したのち、2013年に菊乃井に入り、日本料理に約9年携わりました。2022年12月に中央弘前駅の近くで開業。カウンター7席と4名の個室です。
- 価格: コース1種類で¥19,000、別途税・サービス料10%。キャンセル料は2日前70%、前日から100%です。
- 予約方法: TableCheckで、毎月1日の日本時間0:00に2か月先の月が開きます。電話でも予約でき、問い合わせへの対応は営業日の12:00〜17:00だけです。1部制で、開場17:30、料理は18:00から。日曜・月曜と、火曜の一部が休みです。ネット予約は10歳以上で、9月と10月はきのこを抜いた献立には対応していません。陽の解禁ページをご覧ください。
- 当サイト経由: 可能です。1席¥12,000で、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
一門のほかのカウンター
系譜に並ぶ残りの店です。
- 八雲 うえず — 住宅街の八雲にある上江洲直樹氏のカウンター9席。季節の懐石¥23,000(税・サービス料込み)。TableCheckまたは一休で、一休では毎月1日に翌々月末までの全日程が開きます。メール、フォーム、電話、InstagramのDMでの直接の申し込みは3日前までです。夜18:00から、最終入店20:00。不定休で、予約にはカード登録が必要です。席は早く埋まりますが、当サイト経由で1席¥12,000でリクエストできます。
- 日本料理 研野 — 宝ヶ池にある酒井研野氏の店で、カウンター9席と座敷2室。昼¥22,000、夜¥33,000、ワンドリンク制です。通常の予約はTableCheck(カード登録要)または一休のネット予約です。電話は8名以上と、先の日程の予約のためのものです。昼12:00、夜18:00、火曜は夜のみ、日曜・月曜定休です。私たち経由で1席¥12,000でリクエストできます。お客様のアカウントで予約することはしませんが、当デスクが店に電話で相談します。取れなければ料金はかかりません。
- 鮨 みうら — 三浦健太氏の赤坂の鮨のカウンター。当サイトの系譜の記録では、いま営業していることを確かめられていないため、ここではリンクせず、リクエストもお受けしていません。
当サイトの役割
菊乃井 本店、菊乃井 露庵、菊乃井 鮨 青は、海外のお客様をそれぞれの公式の窓口で受け付けており、そちらが直接の窓口です。当社から1席¥12,000でご依頼いただくこともできます。この系譜でリクエストできる店は、上にそのとおり記しました。リクエストフォームに店名とご希望の日程をお送りいただければ、何が実現できるかを率直にお伝えします。赤坂 菊乃井は当サイトのコレクションに入っており1席¥6,000、てのしま、常、大むら、日本料理 崇、陽、八雲 うえず、日本料理 研野は1席¥12,000でリクエストできます。いずれも、席を確保でき、お客様が承認した場合にのみご請求します。
SHOKU NOREN 調べ(2026年10月確認)


