味噌ラーメンはいまや日本全国で食べられているが、その始まりは札幌のある一軒の厨房にあった。元・南満州鉄道の社員であった大宮守人が、1950年に屋台として味の三平を始め、1950年代半ばに味噌汁の理屈で一杯を組み立てた——挽き肉、玉ねぎ、もやし、キャベツ、にんにくを中華鍋で炒め、そこへスープを注ぎ、味噌がすべてを担う。いま札幌ラーメンを定義する黄色く太い縮れ麺は、この店のために製麺所の西山製麺と共に開発されたものだ。1968年、店は南1条西3丁目・大丸藤井セントラルビル——文具店の上——の4階へ移り、いまもそこで営みを続けている。日本のあらゆる味噌ラーメンは、このカウンターの子孫である。
いただくもの
元祖の一杯、¥1,000。野菜と豚肉を炒めるという発想こそがこの丼を作る——札幌味噌ラーメンは寸胴ではなく、中華鍋の中で生まれる。名物のシューマイは1個¥70、丼を待つあいだの伝統の一品。醤油も塩も同じ¥1,000で並ぶが、ここへ来たのは源流のためだ。
予約なしで辿り着く
予約は一切ない——デスクにも席は押さえられないし、そのことは正直に言う。ものを言うのは算数と住所だ。一列のカウンターのみ、営業は18:20までで午後に中休み、月曜と第2火曜は休み。並んでいる間に注文を聞いてくれるから、列は見た目より速く進む。支払いは現金のみ。本当のリスクは段取りにある——19時に閉まった扉の前に立つこと、その月に一度だけの火曜休みに当たること。だからデスクは前日に日本語で電話を入れて確かめ、この一杯を札幌の一日の、本当に収まる場所へ組み込む。
こんな方へ
行列で有名な新店ではなく、歴史の源流でラーメンを食べたい方——そして4階の扉に何の予備知識もなく向かうより、フロアも、営業の暦も、最初の注文(みそ、シューマイ)も確かめてから行きたい方へ。



