二日間あれば、京都の食を十分に楽しめます。京都を代表する二つの料理、懐石と鮨を軸に計画を立て、その合間を寺社や庭園、町家カフェで埋めていけばよいのです。要となる席は、約一か月前に予約しておきましょう。
計画の骨格
京都で看板となる食事は予約しておく価値がありますが、それ以外は予約なしで十分です。まず二席を押さえ、残りはその場で組み立てましょう。
- 懐石を一回——できれば昼に。名店でも昼は短めで手頃なコースを出しており、席も取りやすいからです。懐石が初めての方は、まず懐石とは何かをお読みください。
- 鮨の夕食を一回——京都で予約できる最高の鮨から選びます。京都ならではの押し寿司の伝統から、静かなおまかせのカウンターまでを整理し、それぞれの実際の予約方法を解説しています。
どちらも一か月前をめどに予約しましょう。ただし、これはあくまで目安です。名高い料亭は桜の時期と11月の紅葉の時期を二、三か月前に埋めてしまう一方、ふだんの6月や2月なら、ずっと直前でも席が取れます。昼にすれば費用も抑えられます。実際に予約できる京都の懐石では、各店を予約に必要な期間の順に整理しています。二つの形式の違いがまだ曖昧なら、懐石とおまかせの違いが二分で解説します。
一日目——市中心部と東山
- 午前。 錦市場で朝の軽い食べ歩きと包丁選びを楽しみ、祇園の路地を抜けて清水寺へ。途中でいづうに立ち寄りましょう。1781年創業で、京都の鯖寿司(鯖の押し寿司)の元祖とされる店です。持ち帰り用の折詰もあります(火曜定休)。
- 昼食。 この日の主役、懐石を庭に面した座敷で。
- 午後。 改装した町家のカフェで抹茶とわらび餅を。季節が合えば哲学の道を歩きましょう。
- 夜。 予約した鮨のカウンターへ。そのあとは先斗町を静かに散策します。
二日目——嵐山と保津川
- 午前。 混雑前の早朝に竹林の小径を歩き、天龍寺へ。
- 昼食。 松籟庵で湯豆腐懐石を。亀山公園の中、保津川の急流を見下ろす元首相(近衛文麿)の別邸で、森の小道を歩いてたどり着く、静かな野菜中心の食事です。予約は日本語の電話のみで、水曜定休(ゴールデンウィークと11月の紅葉期は営業)です。
- 午後。 保津川下りの舟か、嵯峨野トロッコ列車で。
- 夜。 気軽に——京都の家庭料理を小皿で出すおばんざいのカウンターか、予約していれば二軒目の鮨を。
街だけでなく、季節を味わう
看板の二食に何が出るかは季節で決まるので、予約の前に知っておくと役立ちます。6月から8月の夏は鱧の季節です。骨切りして梅肉を添え、冷やして出す鱧は、7月の祇園祭を象徴する魚です。10月と11月には松茸と土瓶蒸し、春は筍の季節です。そして7月と8月に限り、南禅寺のそばで数百年続く料亭瓢亭の本館が、名物の朝がゆを出します。日本屈指の名店を比較的気軽に体験できる機会です。本館の夏の朝がゆは、TableCheckで月ごとに約4か月前から予約を受け付けます。別館では朝がゆの朝食を通年で出しています。旅程がこうした時期に重なるなら、予約の際にその旨を伝えましょう。季節を目当てに来たと伝えれば、店もそれに合わせて料理を考えてくれます。
アクセス
京都は新大阪から新幹線で約15分、東京からは新幹線で二時間強です。市内はバスと二本の地下鉄線でほぼどこへでも行けます。難しいのは看板の二席だけで、それを一か月前に確保できれば、あとは気軽に回れます。ご旅行の日程をお知らせいただければ、まずこのカウンター席からお取りします。


