飛騨高山の古い町並みで、一軒のステーキハウスがおよそ六十年にわたり、 飛騨牛をただ一つの方法で焼き続けてきました。キッチン飛騨は、霜降りの 地元和牛を二〜四週間熟成させ、開店の日から用いてきた「蒸し焼き」の 手法で仕上げます。2025年には、食べログのステーキ・鉄板部門で 「食べログ100名店」に選ばれました。
味わうもの
主役は飛騨牛のステーキ。熟成が肉を焼く前から旨みを凝縮させ、蒸し焼きの 仕上げが、中はしっとりと保ちながら香ばしい焼き面を生み出します。ランチは およそ¥6,000から、ディナーはおよそ¥7,000から。認証を受けた飛騨牛を、 その地元で味わうことを思えば、高すぎず、むしろ穏やかな価格です。昼と夜の 二部制を守り、水曜は定休となります。
食卓を囲む古い町並み
キッチン飛騨は本町に店を構え、格子戸の商家が連なる通りが、高山そのものを 旅の目的地たらしめています。朝市、酒蔵、そして江戸期から受け継がれる 木造家屋で知られるこの町の営みに、この店もまた織り込まれてきました。 幾世代もの旅人が、ここでの一食を旅の目印として歩みを刻んできた、 それほどに歴史ある一軒です。
こんな方へ
日本アルプスを巡る旅の途上で、この地が誇る牛肉を、演出ではなく信念をもって 焼き上げた一皿として味わいたい方へ。古い町並みに腰を下ろし、その日の残りの 時間にも余裕を残せる価格で。



