日本のレストランの会計は、初めて訪れる人を戸惑わせることがあります。注文していない一品、予想していなかったパーセンテージ、そして ── ひときわ目立って ── チップの欄がないこと。そのどれも仕掛けではありません。どの料金も標準的で、あらかじめ明示されています。ここでは、その読み方をご紹介します。
席料:お通しと突き出し
居酒屋や割烹では、何も注文しないうちに小さな一品が最初に運ばれ、会計には一人あたりの控えめな料金として現れます。多くは数百円、良い店では¥1,000程度までです。これはお通し、あるいは突き出しと呼ばれ、地元の人を含めた全員に適用される正当な席料・カバーチャージです。観光客を狙ったものではなく、通常は断ることができません。
消費税
日本の消費税は店内飲食で**10%**です。税込価格を掲げる店が多いものの、税抜価格を表示して最後に加算する店もあり、そのためメニューが最終的な合計より安く見えることがあります。迷ったときは、価格に税が含まれているか確認しましょう。(見聞きしたことがあるかもしれない8%の軽減税率は、一部のテイクアウト食品に適用されるもので、店内飲食には適用されません。)
サービス料
高級店やホテル内のレストランでは、10〜15%のサービス料が加算されるのが一般的で、個室では室料が付くこともあります。この料金は会計に明記されており、こうした店がその水準のサービスを支える手段です ── そして、それが存在するのはまさにチップがないからにほかなりません。
具体的な計算例をふたつ
東京の標準的な価格帯で、二人で過ごす居酒屋の夜。
- お通し ¥400 × 2 = ¥800
- 飲食代:¥7,000
- 合計:¥7,800、税込 ── サービス料もチップもありません。
税抜表示のファインダイニングのカウンターで、二人の場合。
- コース ¥25,000 × 2 = ¥50,000
- 日本酒:¥8,000
- サービス料10%:¥5,800
- 全体にかかる消費税10%:¥6,380
- 合計:¥70,180
目安はこうです。税抜表示でサービス料のかかる店では、最終的な会計はメニュー価格からおよそ**20%**膨らむと見込んでおきましょう。それは嬉しい驚きと不快な驚きの分かれ目であり、日本のファインダイニングの実際の費用のガイドがメニュー価格ではなく総額で数えているのも、まさにそのためです。
支払い:テーブルではなくレジで
高級店を除くほとんどの店では、テーブルではなく入口近くのレジに立って会計をします ── 紙の伝票を手に持ってレジへ向かいましょう。カウンターや割烹での会計の頼み方は、静かな「お会計お願いします」の一言です。知っておきたい言い回しは日本語での会計の頼み方にまとめています。そして、カードが使えると思い込まないこと。小さくとも素晴らしい店の少なからぬ一部は今も現金のみで、この話題は日本のレストランは現金かカードかで扱っています。
決して存在しない欄:チップ
日本の会計にチップの欄はなく、あなたが上乗せすることもありません。日本にはチップの習慣がなく、相手を戸惑わせたり、時には断られたりすることさえあります。良いサービスは当然のものとして扱われ、すでに価格に織り込まれているのです。サービス料は、存在する場合、その役割を完全に引き受けています。
合計金額を自信を持って読む
まとめると、支払う合計は単純です。飲食代に、席料があればそれを、税を、そしてサービス料があればそれを加えたもの ── それ以上は何もありません。それぞれの項目が何であるかを理解すれば、日本の会計はもはや謎ではなくなり、本来あるべき姿 ── 正直で、明細が明らかで、チップ文化が抱え込む当て推量とは無縁なもの ── になります。